日銀総括から住宅ローンを考える

9月20,21日に日銀総括が行われます。
日銀は物価2%上昇に向けて、金融緩和を続けると想定されます。

今年1月から導入されたマイナス金利で長期金利が低下し、住宅ローンの固定金利が低下しました。8月までの金利では、変動金利より下がるという逆転現象まで起こっています。

さて、この低金利ですが、今後はどうなるでしょうか?
8月に長期金利が若干上昇し、9月の住宅ローン金利が多少上がった金融機関が多いようみ見受けられますが、長期金利の低下は今後も続くと考えられます。

日銀が「物価2%上昇を目標とする」ことを変えないと予測されていますので、日銀がマイナス金利政策を早期に取りやめることは考えにくいことから、今後も金融緩和策が取られていくと想定されます。
国債購入も引き続き行われいくことでしょうから、長期金利は引き続き、住宅ローンの固定金利は低水準を保つと想定されます。一方、変動金利に関しては大きな変動はありませんが、現在の状況で預金金利が上昇するとは考えにくく、日銀のマイナス金利政策に直接的な影響を受けることなく、低水準が続くと想定されます。

従って、住宅ローンに関しては、固定金利・変動金利ともに「低水準」の状態が続くことは変わりないと想定されます。
では「どちらを選択するか」ですが、私としては、以下をお勧めします。

・固定金利が変動金利以下であれば、固定金利(なるべく長期間固定であるもの)
・固定金利が変動金利より高ければ、変動金利

です。住宅ローンで借り入れる金額は巨額であるため「可能な限り低金利で借入」が原則です。あくまで「金利を見て選ぶ」が基本的な選択方法となります。



誰にも聞けない「お金」の不安・疑問、相談してください!

コメント

このブログの人気の投稿

学資保険の保険料が値上がる?〜マイナス金利の影響

FP2級合格!

配偶者控除見直し検討