クレジットカードを無理なく有効に使う方法

数日前の新聞で「アメリカ人のクレジットカードの債務(借金)が増えてきた」との記事を読みました。私は10年以上前からクレジットカード業界のシステム構築に携わってきていたので、クレジットカードマニアでもあります。
私の実感だと、ここ10年で、日本でもかなりクレジットカードが利用できる店舗が広まったと感じます。(もちろんずっと以前からクレジットカードはありましたが、私が小学生の時は、百貨店くらいしか使えなかった記憶があります。)
私が大学に入った当時(20年近く前)、大学生協の会員証にクレジット機能が付いていました。しかし、あまり使っておらず、書籍購入時の割引サービスを受ける時にクレジットを利用したくらいでした…。
それが、今では大抵の店舗で利用できるようになっており、本当に身近になってきたという印象です。

さて、そのクレジットカード利用の賛否ですが、まだ「賛否両論」と感じます。
否定派の意見としては、一括払とはいえ借金には変わりがないので、現金支払に比べると「支払っている」との実感は薄く、利用超過になりやすいなどの指摘があります。
賛成派の意見としては、クレジットカード利用時のポイントを貯めて有効利用という意見が多数を占めます。

さて、個人としてさらに、家計を経営するFPとして私の意見を述べると、

クレジットカード利用は賛成。むしろ、積極的に利用すべき

です。

私が考える利点は、
<利点>
財布に入れる現金を少なくできるため、無駄遣いが減る。
 →私は常に2000円程度しか入っていません。
・利用明細を妻が見れるようにしているので、無駄遣いが抑制される。
 →嫌な人は利用明細をWEBで見れるようにして、妻(夫)には、ID・パスワードを教えないようにしてください。
・ポイントが付与されるので、貯まった時の交換が楽しい!
 →我が家は、図書カードと交換しています。一昨年は50000円分の図書カードと交換して、お互い、好きな雑誌や本を買っています。
・ゴールドカードだと海外旅行傷害保険が付いている。
 →普通の生活には不要ですね…。私は海外出張がたまにあるので、重宝しています。
です。

ただ、良いことばかりではないので、以下、注意点です。
<注意点>
・ショッピングのみ利用し、キャッシングは利用してはいけない
 →キャッシングはクレジットカード会社のドル箱。絶対に利用してはいけない!
必ず1回払いにする。
 →3回払い以上は、利息がつくので、利用しない。ましてやリボ払いは絶対にダメ!
・クレジットカードは魔法のカードではない。使った分だけ後から請求が来るので、利用額の管理が必要
 →やりくりの仕方は次の<我が家のルール>で特集します!


前述した通り、クレジットカードはどうしても「使いすぎ」という問題が起こります。
これを防ぐための我が家の利用時のルールを公開します!

<我が家のルール>
クレジットカードを使ったら、使った金額を現金で封筒に入れ、請求時点までとっておく

これだけです。

そもそもクレジットカードの問題は「今、現金がないのに買い物ができること」になります。この問題を解消するために毎月の生活費が10万と決まっていれば、クレジットカード利用分は、その10万から抜いてしまえばいい!と考えました。
こうすれば、毎月、利用超過には陥らずに済みます。

我が家もこの方法で10年近くやっていますが、すっかり定着して、クレジットカードポイント生活を満喫しています!

上手に使えば、便利なクレジットカードです。「前借りカード」という点に目を向けすぎず、うまく付き合うことで、便利な生活とプチ楽しみができますので、ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?

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家計の相談を承ります。


ライフアンドマネーデザイン株式会社
代表:森 啓輔(AFP認定者)
連絡先:lmd@fmail.plala.or.jp
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